質問事項
感染の危険因子について教えて下さい
レジオネラ症に罹らないようにするには、どうしたらよいのでしょうか
レジオネラ症が疑われる患者が発生した場合の対応を教えてください
浴槽水のレジオネラ属菌の検査はどこに依頼すればよいのでしょうか
検体の採取・搬送などで注意しなければならないことは何ですか
- 感染の危険因子について教えて下さい
- 感染症の発症には、病原体-宿主-環境の三要素が深く関わっています。
一般的には、レジオネラ属菌は感染性はそんなに強くはないといわれていまして、本感染症は、宿主の感染防御機能が低下している場合に多くみられます。しかし、健康な人であっても、新生児や高齢者など生理的に感染症に対する抵抗が弱い場合は、レジオネラ属菌によって高度に汚染されたエアロゾル(空中に浮遊している小さい粒子)を一定量以上肺に吸引するだけで、感染することがあります。 - レジオネラ症に罹らないようにするには、どうしたらよいのでしょうか
- 本感染症は、レジオネラ属菌によって汚染されたエアロゾルを、直接肺に吸い込まないよう心掛けることによって、その感染を回避することができます。そのため、超微粒子を形成しやすく、かつ肺に吸引する機会が多い、循環式浴槽、打たせ湯、バブルジェット式浴槽、シャワーの水などのほか、非加熱式加湿器、冷却塔水の飛散水などは、その管理に厳重な注意が必要になります。その他、工事現場の砂塵を吸い込んで感染した事例も報告されていますので、そのような場所ではマスクなどの着用も効果があると思われます。
- レジオネラ症が疑われた場合の対応を教えてください
- 発生の疑いがある場合、医師の診断および保健所への届出で確認されることが多いため、届出の時点ではすでに感染の成立から相当時間が経っている場合があります。このため、各施設では日頃から来客者名や住所などを把握しておくとともに、問題が生じた時には設備の使用を中止し、浴槽水等の消毒を行わずそのままの状態で保存し、保健所等の指示を待ちます。
- 浴槽水のレジオネラ属菌の検査はどこに依頼すればよいのでしょうか
- 当社または最寄りの保健所や衛生研究所などに相談して下さい。
- 検査を行うにあたり、検体の採取・搬送などで注意しなければならないことは何ですか
- レジオネラ属菌は自然環境菌ですので、数日間の遠距離輸送では死滅することはまずないと考えてよいでしょう。むしろ、輸送中に増殖して菌数が増える可能性ありますので、菌数測定を目的に検査を行う場合には、4~10℃に保存した状態で輸送した方がよいと思われます。




